オリエンテーション
空港
ケープタウン国際空港(IATAコードCPT)はこの都市の唯一の空港で、ほとんどの参加者 – 地元出身もしくは自動車移動を除く – が利用します。国際線ターミナルは空港の北側、国内線ターミナルは南側にあります。到着客は全員、空港ビルの中央出口に向かい、空港ビル内に案内所があります。バスターミナルやタクシー乗り場、レンタカーのカウンターは別のビルにあります。
通貨
南アフリカの通貨はランド(「ZAR」)
2018年7月9日時点の為替で「R100」つまり100ランドを両替すると、それぞれおよそアメリカドルでUSD7.47、イギリスポンドでGBP5.64、ユーロでEUR6.35でした。
モバイル・データ
国際通信用のSIMカードのうち、南アフリカでの料金プランから適したものを選びます。選んだSIMカードを入れて電源を入れると、料金体系を確認するショートメッセージ(SMS)が着信します。
域内の通信料金の目安は、正しい通話プラン用コードを入力するかデータと通話のバンドルプランをロードすると、クレジット通話が1分間0.75c(€0.05)、データ通信が1GBまでR100(€6.35)前後です(訳注:「c」はセントと読み100分の1ランド。)。南アフリカのSIMの購入は、現地の空港到着時に空港内もしくは大型ショッピングモールのV&A Waterfront(ビクトリア・アンド・アルフレッド・ウォーターフロント)でなら、パスポートの提示だけで済みます。ほかの携帯ショップや小売店などでは、南アフリカでの滞在先を証明する書類などを確認させないとSIMカードを買えません。滞在先の証明書がなくても買えるのは、現地空港とV&A Waterfrontに限定されます。(*注)
現地空港ビル内には、SIMカードの販売店が3ヶ所あり、国内線の到着ゲート脇に2ヶ所(MTNとVodacom)、国際線の到着ゲート脇に1ヶ所です(空港ビルの反対側にある国内線ターミナルで買うほうが約R100安くなります。)
ショッピングモールのV&A Waterfront Mallでは、1階の中央エントランスの案内所 information booth のそばにVodacomの販売店があります。
SIMカードの値段はR105(~ €6.67)- クレジット通話込みです。挿入する前にモバイルデータ通信をオフにしてください。SIMカードを挿入すると、使用開始のためにコードを送信することと、クレジット通話のデータバンドル指定が必要です。コードは通常、SIMカードが入っていたパッケージの説明書に記載されています。ほとんどのネットワークでは、データ量が最小のSIMカードで最低2GB積めるはずです。通信エリアの広さは一般にVodacom、MTN、Cell C、Telkom Mobileの順ですが、通信エリアがひろいぶん、割高の傾向があります。
- *注:個人商店などあるいは無店舗型の販売業者の中には、通信設定済みのSIMカードを売るところがあります。ところが通信設定は業者がいつでも変更できるため、利用者の番号をほかのSIMカードに移し替えるなどの操作をされてしまうと、買わされたSIMカードが使用不能になるばかりか、番号に設定した利用者の個人情報を盗まれるリスクがあります。
会場への道順
出席者は、会場のサザンサン・ケープサンホテルまで、各自で移動してください。ホテル行きの空港シャトルバスはありませんが、交通手段はいくつかあります。
ウィキマニアの会場であり、多くの参加者の宿泊先はサザンサン・ケープサンホテルSouthern Sun Cape Sun Hotelです。国際空港からの距離は車でおよそ30分です。
交通手段
- マイシティバス:MyCiti Rapid Bus 急行バスは国際空港を毎時30分ごとに発車、終点のケープタウン・シビックセンター(Cape Town Civic Centre)で降り、路線バス105(local bus 105)に追加料金を払わずに乗り換えます。降りるバス停はストランドストリート(Strand Street)です。目的地のケープサンホテルとサンスクエア・シティーボウルホテルの中間(やや後者寄り)で停車します。MyCiti 系のバス料金は空港から片道R100ですが、例えば帰りも空港までバスを利用するとか、観光で乗るつもりなら、電子カードをR35で買って乗った分の運賃を払うほうが経済的です(料金は時間帯や距離によりR63.10からR96.50の間。キャッシュでチャージするかポイント制を使うか選べます。)路線図と運賃計算機 Fee Calculator はこちら。
- Uber(ウーバー)という個人タクシーもあり、ケープタウンにはたくさん走っています。国際空港から会場までは時間帯により、片道R175 - R250ほどです。タクシー同様、ウーバーも空港の1階の駐車場ビルから乗車します。到着ゲートから大型ガラス窓に向かって右側の出口を出ると、乗り場の入り口は直進方向約100メートル先のやや左手にあります。ガラスの自動ドアから中に入ってください。下りのスロープを真ん中まで進むと右手に出口があり、出たところが地上の駐車場です。ウーバーのドライバーとはここで待ち合わせることになります。
- 通常の登録料金メーター制のタクシーは、この駐車場内の乗り場から乗ると会場までおよそR250ですが、スマホ片手に乗り場に近づく客に対して、ウーバーと同じ料金に値引きすると声をかけるタクシーもいる場合があります。
会場の周辺
ウィキマニアの会場はケープタウン都心の旧市街にあります。ビルから出て、別の場所でミーティングや待ち合わせをするなら、ホテルから歩いて5分圏内のお勧めの場所を以下にリストしました。
- Fork restaurant - タパスバー、23:00まで営業
- Meeting Point (タンザニア料理) - 23:00まで営業
- Alexander Bar Café and Theatre - 01:00 まで営業
- Kings in Cape Hotel and Restaurant - ケープタウンで一番おいしいエチオピア料理
- Dapper Coffee - ランチ向き、17:00まで営業
- Tiger's Milk Long Street - 02:00 まで営業
- Ace 'n Spades bar - 02:00 まで営業
- Raw and Roxy - ロウ・ビーガン料理、17:00まで営業
- Mesopotamia Kurdish Restaurant - クルド料理店、深夜営業
- Obi Japanese Restaurant - オビ日本料理、21:30まで営業
- Langham House (Coffee Shop) - コーヒーショップ、07:00から17:00まで営業
- Addis in Cape Ethiopian Restaurant - エチオピア料理、12:00から20:30まで営業
コピーやポスター出力には、インクメイト Ink-Mate がホテルの正面玄関を出て通りの向かい側にあります(営業時間は09:00 - 17:00)。
電源
南アフリカでよく使われる電源コンセントには2種類あります。一般的なほうは3ピンのSANS 164-1 16A タイプMで、2ピンで丸足のもっと平らなユーロプラグ Europlugもあります。第3のタイプとして3ピンのSANS 164-2があり、最近、標準型に指定されたものの、まだあまり普及しておらず、南アフリカ全体では上記の3ピンのタイプMが広く使われています。会場ホテルには、この3種類コンセントが揃っています。
電圧は230ボルト・50ヘルツで、その型のユーロプラグ、タイプM(BS 546 15 A)ならびにIEC 60906-1sの詳しい解説は、ウィキペディアの記事を参照してください。
3ピンのタイプM15アンペア用コンセントは、だいたいの場所にあります。50年ほど前に導入された新規格のIEC 60906-1コンセントは比較的新しいビルで使われていて、ユーロプラグを変換器なしで差せます。ユーロプラグとタイプMの変換アダプタはスーパーマーケットでも金物店でも売っていて、他のタイプの家電用プラグをタイプMに変換するアダプタもいろいろな種類が入手できるはずです。 ただし例外はオーストラリアとニュージーランド、中国の一般的な電源プラグで、現地でアダプタを探すのに苦労するし高額かもしれないため、それらのタイプ用のアダプタは持参するようにしてください。迷ったら、自国のプラグをユーロプラグに変換するアダプタを荷物に詰め、さらに現地に来てから必要に応じて、ユーロプラグからタイプMへのアダプタを買うと良いでしょう。
ウィキマニア会場のコンセントはコンビ式です。ユーロプラグを直接差すIEC 60906-1と、タイプM15アンペア用が揃っています。
服装
ケープタウンの7月は冬の終わりに当たり、暖かい衣料を持ってくるようお勧めしています。地中海性気候のため冬の寒さはそれほど厳しくないものの、ごくまれに0℃以下になることがあります。冬はまた雨が多く、レインコートかパーカーがあると安心です。ただし温暖な日には最高気温が25°Cに達する日もあります。天気は変わりやすいため、服装は寒さと暖かさの両方に備えると良いでしょう。
ケープタウンの観光ポイント
現地の旅行代理店の詳細は次を参照してください。現地のオプショナルツアー
英語版のウィキボヤージュには2018年ウィキマニアのケープタウン観光ガイド Wikimania 2018 Cape Town Guidebook があります。
ウィキマニア会場の飲食スポット
食事
今年のウィキマニア会場では1階から3階の各所に屋台を出し、さまざまな料理を無料で提供します。冷たい食べ物と温かい料理に加えて、ドリンクコーナーもあります。屋台の配置は以下のとおりです。
1階
- Riempies restaurant
- Poke bowlsポキ丼
- ソーセージを使ったドイツ料理WürsteStube(ハラル非対応)
- ラウンジ
- 麺類各種
- 温かいスープ類
- Mac & Cheese 屋台
2階
- できたてサンドイッチ各種
- ハンバーガー屋台
3階
- グルメサンド
- ラップサンドイッチ(Wraps)
飲みもの
- 2階、3階 — ペットボトルの飲料水
- 1階から3階 — コーヒー、紅茶の無料提供は毎日08:00から16:00まで。
- 1階から3階 — ソフトドリンクの無料提供は毎日15:00から16:00まで。